3月の求人広告16％増､4カ月ぶりに全地域が増加
全国求人情報協会がまとめた3月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比16.0％増となったことが分かった。
求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比16.0％増の128万4403件で、60カ月連続の増加となった。前月比は16.6％増。
メディア別に見ると、有料求人情報誌5万5100件（前年同月比18.8％減）、フリーペーパー47万2704件（同12.4％増）、折込求人紙12万2308件（同10.8％減）、求人サイト63万4291件（同31.7％増）。
有料求人情報誌は16カ月連続の減少、折込求人紙は4カ月連続の減少となった。一方、求人サイトは2カ月続けて前年同月比30％を超える増加となった。
地域別に見ると、北海道・東北6万4784件（前年同月比9.4％増）、関東・甲信越24万3563件（同0.4％増）、中部・北陸8万6736件（同9.0％増）、近畿12万2747件（同3.6％増）、中国・四国4万3002件（同8.6％増）、九州・沖縄8万9280件（同3.8％増）となった。4カ月ぶりに全地域が増加した。
また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者139人から回答を得たウォッチャー調査（調査期間：3月25日～4月8日）によると、3月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも3カ月前（2014年12月時点）に比べ上昇した。
求人意欲が「高い」もしくは「やや高い」との回答が、正社員は76.3％（高い35.3％、やや高い41.0％）、アルバイト・パートは82.0％（同41.7％、同40.3％）、派遣・業務請負は66.9％（同21.6％、同45.3％）となった。求人意欲の先行き（3カ月後の求人意欲）も高い水準が予想されている。
配信元：日本人材ニュース