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厚生労働省が発表した5月の有効求人倍率（季節調整値）は前月から0.02ポイント上昇し1.19倍だった。一方、総務省が発表した労働力調査（速報）によると、5月の完全失業率（季節調整値）は3.3％で前月と同じ水準だった。

新規求人倍率（季節調整値）は1.78倍（前月比0.01ポイント増）、正社員有効求人倍率（同）は0.75倍（同0.03ポイント増）、有効求人（同）は前月比0.7％増、有効求職者（同）は同1.3％減となった。

新規求人（原数値）は前年同月比4.0％減。産業別にみると、医療,福祉（6.3％増）、卸売業,小売業（0.9％増）が増加し、サービス業（16.8％減）、情報通信業（13.6％減）、学術研究,専門・技術サービス業（13.5％減）などが減少した。

都道府県別の有効求人倍率（季節調整値）で最高は東京都の1.71倍、最低は埼玉県の0.82倍。

男性の完全失業率は3.6％（前月比0.2ポイント増）、女性は3.0％（同0.2ポイント減）となった。

完全失業者数は224万人（前年同月比18万人減）。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は25万人（同6万人減）、「勤め先や事業の都合」は42万人（同1万人減）、「自己都合」は88万人（同2万人減）だった。

就業者数は6400万人（前年同月比2万人増）。就業者数のうち、雇用者数は5624万人（同32万人増）。正規の職員・従業員は3331万人（同7万人増）、非正規の職員・従業員は1949万人（同28万人増）となっている。

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療,福祉（35万人増）、サービス業（18万人増）、情報通信業（11万人増）などが増加し、生活関連サービス業,娯楽業（21万人減）、運輸業,郵便業（17万人減）、卸売業,小売業（14万人減）などが減少した。

配信元：日本人材ニュース