6月の有効求人倍率1.19倍、完全失業率3.4%
厚生労働省が発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から変わらず1.19倍だった。一方、総務省が発表した労働力調査(速報)によると、6月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント上昇して3.4%だった。
新規求人倍率(季節調整値)は1.78倍(前月と同水準)、正社員有効求人倍率(同)は0.75倍(前月と同水準)、有効求人(同)は前月比0.7%減、有効求職者(同)は同0.6%減となった。
新規求人(原数値)は前年同月比6.8%増。産業別にみると、教育,学習支援業(20.4%増)、宿泊業,飲食サービス業(14.1%増)、卸売業,小売業(10.6%増)などが増加し、サービス業(1.3%減)のみ減少した。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最高は東京都の1.73倍、最低は埼玉県の0.82倍。
男性の完全失業率は3.6%(前月と同水準)、女性は3.1%(同0.1ポイント増)となった。
完全失業者数は224万人(前年同月比21万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は26万人(同1万人減)、「勤め先や事業の都合」は40万人(同6万人減)、「自己都合」は85万人(同10万人減)だった。
就業者数は6425万人(前年同月比36万人増)。就業者数のうち、雇用者数は5665万人(同48万人増)。正規の職員・従業員は3345万人(同21万人増)、非正規の職員・従業員は1970万人(同34万人増)となっている。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療,福祉(50万人増)、情報通信業(12万人増)、サービス業(11万人増)、農業,林業(10万人増)などが増加し、生活関連サービス業,娯楽業(19万人減)、製造業(17万人減)、運輸業,郵便業(15万人減)などが減少した。
配信元:日本人材ニュース