8月の完全失業率3.1%、正規雇用が24万人増
2016/10/03
総務省が発表した労働力調査(速報)によると、8月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント悪化して、3.1%となった。失業率の悪化は6カ月ぶり。
男性の完全失業率は3.4%で前月から0.2ポイント悪化。女性は2.7%で前月と同じ水準。
完全失業者数は212万人(前年同月比13万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は24万人(同2万人減)、「勤め先や事業の都合」は35万人(同6万人減)、「自己都合」は92万人(同1万人減)だった。
就業者数は6465万人(前年同月比86万人増)で、就業者数のうち、雇用者数は5722万人(同83万人増)。
正規雇用は3353万人(同24万人増)、非正規雇用は2028万人(同56万人増)となった。
非正規雇用の内訳は、パートは985万人(同46万人増)、アルバイト407万人(同8万人増)、派遣社員134万人(同2万人増)、契約社員290万人(同8万人減)、嘱託119万人(同1万人減)、その他93万人(8万人増)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉(22万人増)、製造業(16万人増)、学術研究、専門・技術サービス業(16万人増)、卸売業・小売業(15万人増)、宿泊業・飲食サービス業(14万人増)、生活関連サービス業・娯楽業(12万人増)などが増加し、農業・林業(5万人減)、サービス業(3万人減)が減少した。
配信元:日本人材ニュース