10月の完全失業率3.0%、正規雇用74万人増
2016/12/02
総務省が発表した労働力調査(速報)によると、10月の完全失業率(季節調整値)は前月と同率の3.0%となった。
男女別の完全失業率は、男性が3.2%で前月から0.1ポイントの低下、女性が2.7%で前月から0.1ポイント上昇。
完全失業者数は195万人(前年同月比13万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は20万人(前年同月比4万人減)、「勤め先や事業の都合」は34万人(同5万人減)、「自己都合」は83万人(同4万人減)。
就業者数は6495万人(前年同月比63万人増)で、就業者数のうち、雇用者数は5793万人(同89万人増)。
正規雇用は3405万人(同74万人増)、非正規雇用は2028万人(同31万人増)となった。
非正規雇用の内訳は、パートは981万人(同5万人減)、アルバイト431万人(同23万人増)、派遣社員132万人(同1万人減)、契約社員279万人(同2万人減)、嘱託117万人(同3万人増)、その他89万人(13万人増)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉(28万人増)、製造業(22万人増)、金融業・保険業(12万人増)などが増加し、建設業(23万人減)、運輸業・郵便業(6万人減)、卸売業・小売業(6万人減)などが減少となった。