12月の有効求人倍率1.43倍、2016年は求人が6.6%増
2017/01/31
厚生労働省が発表した2016年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.43倍で、前月に比べ0.02ポイント上昇した。4カ月連続の上昇で、1991年7月(1.44倍)以来25年5カ月ぶりの高水準となった。
新規求人倍率(季節調整値)は2.18倍で、前月に比べて0.07ポイント上昇した。正社員有効求人倍率(季節調整値)は0.92倍で、前月に比べて0.02ポイント上昇した。
有効求人(季節調整値)は前月に比べ1.9%増で、有効求職者(季節調整値)は0.2%増となった。
新規求人(原数値)は前年同月比7.8%増。産業別にみると、教育,学習支援業(14.2%増)、建設業(10.7%増)、生活関連サービス業,娯楽業(8.9%増)、製造業(8.6%増)、医療,福祉(8.2%増)などで増加した。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、就業地別の最高は福井県の1.95倍、最低は北海道と沖縄県の1.12倍、受理地別の最高は東京都の2.05倍、最低は沖縄県の1.02倍。
2016年平均の有効求人倍率は1.36倍となり、前年の1.20倍を0.16ポイント上回った。2016年平均の有効求人は前年比6.6%増となり、有効求職者は5.8%減となった。